県は25日、葛川放水路竣工記念式典を開催した。式典は旧毛呂山高校体育館で行われ、来賓を含め約100人が出席。久寿球開被や地元小学生らの太鼓演奏が披露された。
式の冒頭、堀本県土整備副部長が「市街化が進展し、大きな浸水被害が発生したため、昭和57年から調査設計を開始し、事業を進めてきた。また国も最下流部で葛川水門を設置しているところ。このことから被害の軽減が図られることと確信している」と今後の期待を述べた。
葛川放水路は、坂戸市と毛呂山町を流れる葛川下流部の浸水被害の軽減を図るため設置。葛川の水量60立方m/sのうち50立方m/sを高麗川に分流させる。延長は910m、水路幅は12・5m~14m。事業費は22億2000万円。
【写真=関係者らがテープカット】